Spiber株式会社(山形県鶴岡市) とのコラボレーションで生まれた、未来のニューベーシックニット。 Spiberの開発した人工タンパク質素材 Brewed Protein™繊維を活用し、極細ウールとミックス。 次世代のカシミヤとも言える軽く・暖かく・優しい肌触り、そして鮮やかな色合いが特徴です。
〈編み〉
ミドルゲージ(12G)編機を使い、Brewed Protein™繊維の特徴を計算しながら、軽く、柔らかな風合いに編み上げています。
〈染色〉
糸へのダメージが少ない製品染を採用。色による風合い、染色浸透度、縮率の差をそれぞれ計算しながら、量産商品としてのクオリティを一定に保つ調整を施しています。特殊な風合い出しにより、カシミヤのような滑らかな肌触りを実現しています。
〈Brewed Protein™(ブリュード・プロテイン™)素材とは〉
植物由来のバイオマスを原材料に使用した微生物の発酵プロセスにより生産される人工タンパク質素材。様々なアプリケーションに加工でき、Brewed Protein™ポリマーを紡糸したBrewed Protein™繊維は、シルクのような光沢と繊細さを持つフィラメント糸、さらに上質でなめらかな肌触りのカシミヤや嵩高性に優れたウールのような紡績糸にも加工することができます。 同繊維の生産規模が拡大していくと、開発を手がけるSpiberが初期的な注力分野としているアパレル産業向けのテキスタイル用途において、例えば、高級獣毛でありながら、様々な環境リスクを指摘されているカシミヤ繊維と比較した場合には、温室効果ガスの排出量の大幅な縮小と土地や水の使用量の削減が、また、Brewed Protein™素材自体は環境分解性を有するため、最終製品の設計によっては石油由来製品によるマイクロプラスチック排出の課題解決への貢献が見込めるなど、従来の動物由来、植物由来、合成素材に代わるソリューションを提供することができる次世代の素材として期待が寄せられています。
-Spiber 株式会社-
2007 年創業、構造タンパク質「Brewed Protein™素材」を開発する、山形県鶴岡市に拠点を置くバイオベンチャー。 現在、タイ・ラヨン県にて Spiber 初となる量産プラントで Brewed Protein™ポリマーの生産を開始し、段階的に 生産量を拡大中です。
〈お取扱い上の注意〉
この製品は製品染めをしているため、多少色落ちする事があります。染色の特性上、製品ごとに染めムラや縮みなどの違いがあります。 着用の際、汗など湿った場合や摩擦により移染することがありますので十分ご注意ください。洗濯の際は、他のものと分けて洗ってください。